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喜劇王に隠された誕生秘話

おはようございます!

あなたの人生を変える メールコーチ、名倉 正です。

今回は、 4部作の3話目!

一昨日は、 チャップリンのパートナー 高野虎市さんのお話をしましたね。

二人が出会った当時、

アメリカは 有色人種差別が当たり前の時代

しかしチャップリンは 日本からの移民である高野さんを 快く受け入れ 分け隔てなく接しました。

この優しさも 実は、チャップリンの 生い立ちからくるものかもしれません。

今日は、 世界の喜劇王 チャップリンの成幸の 秘密にせまります!

喜劇王は、 悲劇のような環境で育ちました。

両親は、彼が1歳の時に離婚。

その後、父はアルコール依存症で 死んでしまいます。

母のハンナが 女手ひとつで二人の息子を 育てる事になりました。

家は貧しく、 服はつぎはぎだらけ

街にでると みんなに笑われました。

母のハンナは 内職をしながら 子育てをして、 必死に生活を支えていましたが、 ついに それではどうにもならなくなり、

かつてやっていた客席芸人として 再び舞台に立つ決意をします。

かつてのハンナは、 モノマネがうまく、 甘い声で、劇で主役を演じることもある 人気者でした。

しかし、それも昔の話。

舞台に立ったものの

これまでの無理がたたって ハンナの声はつぶれて 思うように声が出なくなっていました。

客席からは野次が飛び 大騒ぎになります。

頭を抱える舞台責任者。

その時、 ふと目に飛び込んできたのが ハンナが連れてきていた 5歳の少年 チャップリンでした。

責任者は とりあえず、 かわいい子供を ステージに立たせれば、

ひとまず場が収まるだろうと考え、 苦し紛れにチャップリンを 舞台に連れ出します。

すると、 どうなったか?

舞台は静まりません。。

静まるどころか

会場は ドッカン、ドッカンと 沸きだしたのです(≧∇≦)!

舞台中央には しっかりと立ち歌う チャップリン少年の姿がありました。

これが、 喜劇王チャップリンの 伝説の初舞台になりました。

ハンナは、 貧困生活の中でも 明るさを失いませんでした。

家では、 子供たちを観客がわりに踊り、 芝居をしてみせました。

その頃の母の姿、 演じ方、歌い方、表情、仕草を

チャップリンは 知らず知らずのうちに 学んでいたんです。

だから、 5歳で突然、初舞台に 立たされても 堂々と演じきれたんです!

ハンナは、 どんなに貧しい時でも 楽しさを見出す方法を チャップリンに教えました。

通りを行き交う人々を眺め、 その人の身なりや 雰囲気から推測して、

勝手に物語をつくっては 子供たちを笑わせていました。

母ハンナの、 そんな愛情が のちの『喜劇王』を 育んでいたんです。

しかし、 悲劇は続きます。。。

チャップリンが 7歳になる頃

母は心の病になり 病院に収容されてしまいます。

チャップリンは 「貧民院」という施設へ行くことになり

最愛の母親とも 離れて暮らすことに なってしまうのです。

そこでは、 「泥沼のようなみじめな生活」 とチャップリンが後に振り返るほど 苦しい生活が待っていました。

そこでも、チャップリンを 救ったのは母ハンナでした。

チャップリンは、 施設で伝染病にかかってしまいます。

隔離病棟に移され 周りからは、嫌悪の目で見られる。

ずっと 一人でみじめな気持ちで 泣いて過ごしていました。

そんな時でも、 ハンナは隔離病棟に すぐに面会にかけつけてくれました。

看護婦が 「汚い顔をしていますけど、 勘弁してあげてくださいね」 というと

ハンナは大笑いしながら チャップリンを抱きしめ キスしたそうです。

そしてチャップリンの目をみつめ こう言いました。

「どんなに汚くてもいいわよ。 本当にかわいいお前なんでから!」

チャップリンは、 この時のことを 生涯忘れなかったそうです。

そんな体験こそが チャップリンの映画を 他に類をみないほど 深く、優しくしていったのかもしれません。

1939年、 世界は暗黒の時代へと 突入しようとしていました。

ヒトラー率いるナチスドイツの台頭しました。

これに、危機感をもった チャップリンは、 「独裁者」という映画をつくります。

その映画のラストシーン

無声映画にこだわり続けてきた チャップリンがついに、

映画の中で 初めて言葉を喋りました。

それは 6分にも渡る演説シーン “世紀の6分間”と呼ばれ、

映画史上に残る名シーンとなりました。

*この動画は6分で見れます ↓↓↓ https://www.youtube.com/watch?v=xl2e69fEFf4


最後に出てくる女性の名前は 『ハンナ』

お母さんと同じ名前でした。

最後のメッセージは、 愛する母親への メッセージともいわれています。

「ハンナ...聞こえるかい? 元気を出して。

ごらん、 暗い雲が消え去った。 太陽が輝いてるよ。

明るい光がさし始めた。 新しい世界が開けてきた。

人類は 貧欲と憎悪と暴力を 克服したんだ。

人間の魂は 翼を与えられていた…

そしてついに 飛び始めたんだ。

虹の中に飛び始めた、 希望に輝く未来に向かって。

輝かしい未来が 君にも私にもやって来る、

我々すべてに!

ハンナ、 元気を出して!」

『人生は 近くで見ると悲劇だが、

遠くから見れば 喜劇である。』

〜チャップリン〜

すべての悲劇を 愛を持って 笑いに変えていく。

そんな チャップリンの志事は、 時代を超えて たくさんの心に響いています。

「すべてを創造する力は 君たちの中にあるのだ

人生は美しく自由であり 素晴らしいものだ」

〜チャップリン〜

最後にちょっと小話(^^;;

チャップリンはアメリカで開催された 『チャップリンそっくりさんコンテスト』 に本人であることを 隠して出場したことがあります。

気になる 結果は・・・・・・・・

三位だったそうです。

( ;´Д`)

また明日は チャップリンシリーズ最終章

世界を魅了した もう一人のキングが登場します。

お楽しみに~(^^)/

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